山形市の若手職員が、市長などに直接政策を提案する事業の報告会が開かれた。新たに観光分野で2つの提案の事業化が決まり、若手のアイデアによる市の活性化が期待される。
20から30代職員が市長に政策提案
市長や副市長の前で政策を提案したのは、山形市の20代から30代の職員たち。

山形市では若手職員の政策立案能力を育てるため、2021年度から部署を超えてグループを作って政策を考え、市長などに直接提案する取り組みを行っている。
7月13日は「体験型・街なか観光」をテーマに、2つのグループから「お寺を活用した観光」と「自転車でめぐるサイクルツーリズム」が提案され、この春行った実証実験で参加者の満足度が高かったことなど、詳しい内容が報告された。
市長“努力の跡がうかがえる内容”

若手職員のプレゼンを受け、佐藤市長らが審査した結果…。

山形市・佐藤孝弘市長:
既存事業と組み合わせて事業化ということで、採用する。市民や関係者と意見交換しながらブラッシュアップしてきた努力の跡がうかがえる内容だった
2つの提案は無事、事業化決定となった。

参加した 市 情報企画課・石山諒さん:
幹部職員に、4人で作り上げてきたもの、思いを届けられたので、今は清々しい気持ちでいっぱい

参加した 市 まちなみデザイン課・加地友哉さん:
自分たちが考えて努力してきた時間も長かったので、形として事業化することは素直にうれしい
今後、事業化に向け具体的な検討が進められ、若手のアイデアが市の活性化につながることが期待される。
(さくらんぼテレビ)