秋田・能代市の宇宙研究開発機構(JAXA)のロケット実験場で14日、小型ロケット「イプシロンS」の燃焼試験中に起きた爆発について、宇宙政策を担当する高市早苗大臣は「しっかり原因を分析し、対策していただきたい」と要望した。
高市大臣は14日の会見で爆発事故について問われ、「開発要素としては、H3ロケットの固体ブースターとの推進薬の共通化、また推進薬料の増強という、わりと難しい課題に取り組んだ実験だった」と述べた。
その上で、「日本は宇宙に関連して世界のトップを走るような技術を持っているが、宇宙への輸送能力の強化、ロケットを安定的に打ち上げられる環境を作っていくことが重要だ」と強調し、「しっかりと原因を分析して、対策をしていただきたい」と要望した。