名古屋の小学生を対象に、無料で音楽やスポーツのイベントが楽しめる新たなサービス「ソノリゴキッズ」が始まった。
子供たちにいろいろな文化体験を…
愛知・名古屋市内で行われたダンスステージで、アメリカ・シカゴを拠点に活動するチームが軽快な音楽にあわせて華麗なステップを披露し、会場は大盛り上がりとなった。

このステージには、料金システムにヒミツが。受付でお金を出してチケットを購入する人がいる中、スマホの画面を見せてチケットを引き換える人の姿があった。

ソノリゴキッズの利用者A:
大人が2,000円で、子供がゼロ円。ソノリゴキッズっていう
ソノリゴキッズは、名古屋市内の小学生を対象に2023年春から始まった。会員登録をすると、名古屋グランパスの試合や、愛知・美浜町にある南知多ビーチランド、落語などの対象イベントが、子供は基本的に無料で楽しめる。

サービスを始めたのは、大人向けに月額定額のチケット予約サービスを行う、名古屋大学発のベンチャー企業「ソノリゴ」だ。
ソノリゴの遠山寛治社長:
子供たちにもっと文化体験を届けたいというところから始まりまして。基本的には子供のチケットは無料。この活動を応援する企業さんのお金によって、負担しているような仕組みです
ソノリゴキッズが目指すのは、全員がウィンウィンになる仕組み。子供たちが無料で楽しめるだけでなく、協賛企業は社会貢献になり、イベント主催者側も新たなファンづくりにつながることが期待される。

男の子:
面白かった。ダンスを踊ってるところが面白かった
ソノリゴキッズの利用者B:
自分たちでイベントを探して選んで行くのは結構難しいところがあるので。子供を連れて行くのに、最初の一歩が踏み出しやすいかなと思います
ソノリゴの遠山寛治社長:
色んな文化体験をすることは、将来の成長にとっても非常に重要でして。子供たちを応援したいという企業さんはたくさんいらっしゃいますし、色んなところからご理解を得て広めていけると思っています
(東海テレビ)