防衛省は、北朝鮮が12日、ICBM級の弾道ミサイル1発を発射し、日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したものと推定されると発表した。ミサイルの飛翔(ひしょう)時間は過去最長だという。

防衛省の発表によると、北朝鮮は12日午前9時59分頃、平壌近郊からICBM級の弾道ミサイル1発を東の方向に向けて発射した。

発射された弾道ミサイルは、およそ74分間、飛翔し、12日午前11時13分頃、北海道の奥尻島の西約250キロの日本のEEZ=排他的経済水域の外側に、落下したものと推定されるという。現時点で被害報告などの情報は、確認されていない。

防衛省関係者によると、飛翔時間は過去最長だという。

飛翔距離は約1000キロ、最高高度は約6000キロを超えると推定されていて、防衛省関係者は迎撃しにくいとされる高い角度の「ロフテッド軌道」で、発射されたとみられると分析している。

政治部
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