中国の人気観光地で7月9日に起きた大乱闘の様子を捉えた映像。

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怒号と悲鳴が飛び交う中、激しく殴り合う人たちが映っていた。

激しく打ちつけた反動で、宙を舞う棒
激しく打ちつけた反動で、宙を舞う棒
持ち上げた柵で相手を殴りつけている様子も
持ち上げた柵で相手を殴りつけている様子も

激しく打ちつけた反動で棒が宙を舞い…持ち上げた柵で相手を殴りつけている様子も見られる。

女性らしき人物が棒を何度も振り下ろしたりする様子も
女性らしき人物が棒を何度も振り下ろしたりする様子も

「ケンカはやめて!」という声が上がる中、女性らしき人物も激しく蹴りつけたり、棒を何度も振り下ろしたりする様子が映し出されていた。

雲海を見られる人気の観光地で何が

この映像が撮影されたのは、中国南東部・江西省にある「武功山」という場所。

山頂付近では雲海を見ることができる、人気の観光地だ。

大乱闘が起きたのはロープウェー乗り場。2つのグループ、合わせて20人近くが乱闘に加わったとみられている。

大乱闘に発展した理由は?
大乱闘に発展した理由は?

なぜここまでの大乱闘に発展したのだろうか。中国メディアは現地スタッフの話として、次のように報じている。

「ロープウェーを待つ行列に並んでいた観光客の間で、個人的な理由から口論が発生し、やがてつかみ合いの乱闘になった」

ロープウェー乗り場には多くの観光客が殺到し、大渋滞ができていた
ロープウェー乗り場には多くの観光客が殺到し、大渋滞ができていた

乱闘が起きたのと同じ日に撮影されたとみられる映像を見ると、ロープウェー乗り場には多くの観光客が殺到し、大渋滞ができていた。

トラブルのきっかけはこうした混雑にあるのだろうか。

武功=”武術やカンフー”

しかし、現地スタッフは「週末で観光客が普段より多かったが、収容能力の上限には達していなかった」と説明しているという。

「武功」という山の名前には、中国古来の武術やカンフーという意味がある。

この“乱闘”に中国のネットユーザーからは、「さすがは『武功山』だわ」「『武功山』だからといって、ここでケンカしても良いという意味ではない」などのコメントが寄せられた。

乱闘になった2つのグループは、握手を交わして和解した
乱闘になった2つのグループは、握手を交わして和解した

中国メディアによると、乱闘になった2つのグループはその後、和解して握手を交わしたという。

(「イット!」 7月11日放送より)