セブン―イレブン・ジャパンは11日、代替食品を使った新商品の「みらいデリ」4品目を、14日から全国の店舗で販売すると発表した。将来懸念される世界的な食糧不足をふまえ、今後、商品展開を強化する。

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「おにぎり ツナマヨネーズ」はエンドウ豆などが材料で、豆の繊維感を残すことで、ツナの食感に近づけた。本来材料となる、マグロの漁獲量が減少していることを受けて開発した。

「ナゲット」にもエンドウ豆を使い、苦みや匂いを抑えたという。

セブン―イレブン・ジャパンの永松文彦社長は、「代替肉というだけでは、消費者に受け入れられることができないので、まず一番大事にしたのは味。通常の肉と遜色のないものを売ることがまず大前提で、その上に新たな価値が提供できる」と話した。

新商品のサラダには、太陽光の代わりにLEDライトを当てるなど、天候に影響されにくい植物工場で栽培したロメインレタスなどを使い、安定的な生産につなげた。

7月14日から全国のセブン―イレブンで販売する。

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