愛知県岡崎市の農園がこの春から始めた、大人1人月額3,240円で何度でも野菜を収穫できる「野菜収穫のサブスク」が注目を集めている。
食べたい野菜のリクエストもOK
岡崎市の中心部から北に15kmほどのところにある畑「GGfield(ジージーフィールド)」。25mプール約10個分の畑でこの春からスタートしたのは、野菜収穫のサブスクだ。
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GGfieldで野菜を栽培する松本自然農園の松本直之代表:
利用者さんが畑に来てもらって、そこで食べたい野菜を自分で収穫してもらうサービス。世話は僕がやるので、一番“おいしい”収穫を担当してもらう
利用する場合に必要なのは、農作業ができる服装で来ることだけ。ハサミやカゴなど、収穫に使う道具は全て無料で借りることができる。
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その日に収穫できる野菜の種類や刈り取り方、食べ方なども「おしながき」として張り出されていて、それぞれの野菜が畑のどこで栽培されているかが一目でわかるマップも用意されている。
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松本自然農園の松本直之代表:
収穫できる野菜は(名札に)洗濯バサミが付いているので、これが付いていると『収穫どうぞ』という印です
ネームプレートには、野菜に合わせた収穫方法も書いてあるので安心だ。
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松本自然農園の松本直之代表:
生産者が知っている野菜の種類・バリエーションと、消費者の方が知っている野菜の種類の差がものすごく大きいなと感じることがあるので、それを何とか近づけたい
松本さんは「もっと野菜のことを知ってもらえれば、もっと農業にも関心を持ってもらえるはず」とサブスクを始めた。毎月30種類は収穫できるよう、少しずつ時期をずらして栽培し、いつ客が訪れても旬の野菜の収穫が楽しめるよう工夫を凝らしている。
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松本自然農園の松本直之代表:
毎日でも大丈夫です。基本的にはご家族が食べる分に関しては取り放題。自由に使っていただいて、自分の冷蔵庫だと思って使ってもらえれば
食べたい野菜をリクエストすると、栽培条件さえ合えば、その野菜の旬に合わせて収穫できるように育ててくれる。
料金は1カ月で大人1人3240円、18歳未満は無料。例えば5人家族で子供3人の場合、夫婦2人分の6480円のみで利用できる。
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家族で収穫し、とれたての味を楽しむ。そんな贅沢な体験が「野菜収穫のサブスク」の魅力となっている。
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サービスを始めた松本さんにもメリットはある。
松本自然農園の松本直之代表:
農家にとって労働時間の半分以上は、収穫からサイズを調整して出荷するという部分で。農家は助かるし、利用者さんも収穫から畑に関わるのは体験でもあり学びでもあるので。野菜のおいしさが伝わるんじゃないかなと、そこが一番大きいかもしれないですね
(東海テレビ)