鹿児島県の海岸で、透明なブドウのような“イカの卵”が見つかった。

SNSで、10万回以上再生された話題の動画がある。丸いものがたくさん付いて、透明なブドウのようだ。

中をよ~く見てみると、白い体に2つの黒い目がある。

イカの卵だ。

見つかったのは、鹿児島県の海岸だ。

撮影した学生が、サークル活動の一環で漂着物を探していた際に発見した。
なかなか見られない珍しい状態
専門家によると、コウイカの仲間とみられ、海岸で見つかるのは珍しいという。

かごしま水族館 魚類展示係・吉田明彦係長:
海藻や流木とか何かに付け、海の中で(卵を)生む。それがちぎれて流され漂着した。なかなか見られない珍しい状態。赤ちゃんができあがってるので、ふ化する間際ではないか。

ふ化する瞬間の映像では、コウイカの赤ちゃんの頭が徐々に出てきて、勢いよく飛び出している。

今回、数十個が連なって見つかったが、コウイカが1度の産卵で産む数は、100個から1500個だ。

卵はその後、海へ帰されたということだ。
(「イット!」 6月23日放送より)
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