島根県浜田市の海岸で、リュウグウノツカイが打ち上げられているのを海水浴中の家族が発見した。

リュウグウノツカイを発見した家族:
絶対とって報告したほうがいいって!

リュウグウノツカイを発見した家族:
逃がしてあげるよ。

波打ち際に打ち上げられたのは、幻の魚リュウグウノツカイ。17日、島根県浜田市の海岸で、海水浴中の家族が発見した。

リュウグウノツカイの平べったく細長い体は、約2mある。

弱っているように見えたため、発見した家族が、リュウグウノツカイを海に帰そうとする。

リュウグウノツカイを発見した家族:
こっち上がってくるよ。

リュウグウノツカイを発見した家族:
なんで上がってくるの?

網を使って、なんとか沖の方へ、リュウグウノツカイの頭を向ける。

リュウグウノツカイを発見した家族:
あっ!行った!すごーい!

リュウグウノツカイは、ヘビのように小刻みに体をくねらせて泳いでいった。
「なかなか自然界では見られない」
専門家によると、まず見られない、とても貴重な映像だという。

神奈川県立 生命の星・地球博物館・瀬能 宏さん:
通常、リュウグウノツカイは体を真っすぐにし、背びれだけを使い、ゆっくり前に進む。今回は敵から逃げるため、スピードを出して一気に泳ぎ去る泳ぎ方。なかなか自然界では見られない。

この日の夕方、リュウグウノツカイが再び海岸に打ち上げられているのが見つかったが、すでに死んでいたということだ。
(「イット!」 6月20日放送より)
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