京都・福知山市の神社で不審火が相次いでいて、18日は近くのホームセンターでも火災が発生。警察は連続放火の疑いもあるとみて捜査している。
神社やホームセンターで4件の不審火
最初に不審火があったのは、6月15日の午後8時ごろ、愛宕神社の本殿が全焼した。

炭となった骨組みが残るだけの状態となっている。


そして、6月17日の午前0時過ぎ、愛宕神社から2㎞ほど離れた一宮(いっきゅう)神社で「神社が燃えている」と110番通報があった。

当時、近くにいた男性2人が境内に備え付けられていた消火器で火を消し止めた。

火を消し止めた男性は、当時の様子について「1本じゃ足りなくて、2本目の消火器を持ってきてもらって、それ(2本目)でやっと鎮火したという形になります」と話した。
一宮神社は、境内に鎌倉時代の石灯籠が残されている歴史ある神社。

警察などが調べたところ、本殿を囲っている木の塀が約3㎡焼け、現場付近でオイル缶が見つかった。

そして、18日の午前2時半過ぎには、近くのホームセンターで「煙が上がっている」と通行人の女性から通報があった。

警察によると、この火事では店の外にあった段ボールや商品が燃えたという。

6月15日から18日までに神社とホームセンターで相次いだ不審火。
さらに5月24日にも、愛宕神社近くの空き家で不審火があったことが分かった。

焼けたのは木造住宅で、一階の天井と壁の一部が焼けたが、けが人はいなかった。


警察は4件の不審火について、連続放火の疑いがあるとみて捜査している。
犯人につながる手がかりはあるのだろうか…。
火災発見の直前に“不審人物”
一宮神社の火を消し止めた男性は、火災発見の直前、不審な人物を見たと話している。

火を消し止めた男性:
顔がほぼ見えない状態でゆっくり歩きながらこっち来て、「コンビニどこですか?」って聞かれたので、怪しいと思いました。
警察は周辺のパトロールを強化している。
(「イット!」6月19日放送)