険しい表情で警察署の階段を降りてくる男。

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散歩中の男性を棒のような物で殴り、殺害した疑いで逮捕された会社員の服部繁雄容疑者(64)。

被害に遭ったのは、当時78歳の柴田哲二郎さん。
自宅が徒歩圏内の距離にある2人の間に、何があったのだろうか?

事件から4カ月で逮捕に

事件は今年2月20日、横浜市・戸塚区の路上で起きた。

午後6時ごろ、散歩していた柴田さんが、後ろから棒のような物で複数回殴られた。

事件発生直後の現場には、おびただしい量の血が確認できる。
柴田さんは病院に搬送されたが、その後、死亡した。

警察は殺人事件として、周辺の防犯カメラなどの捜査を進め、発生から約4カ月たった6月18日、服部容疑者の逮捕に至った。

「不審な人物が柴田さんを尾行」との趣旨の目撃情報も

服部容疑者とみられる男の姿は、事件発生後、現場から約750m離れた橋付近で確認されたという。

服部容疑者と見られる男の姿が、事件発生後、現場から750m離れたこの橋付近で確認されたという
服部容疑者と見られる男の姿が、事件発生後、現場から750m離れたこの橋付近で確認されたという

その際、不審な行動をとっていたため、警察は川などを捜索したものの、何も発見できなかった。

近隣住民:
車を服部さんが処分されたのが、多分もう5年ぐらい前なので。会ってないですね、もう何年も。(数年前は)ご家族でワンちゃんを連れてとかの様子を見かけてはいるんですけど。
後は(会っても)日常の会話もなかったです。「暑いですね」とかそういうことすら無かったかな…。

そうした中、警察には「事件の数日前、服部容疑者とみられる不審な人物が、柴田さんを尾行していた」という趣旨の目撃情報も寄せられていたという。

警察の調べに、「やっていません」と容疑を否認している服部容疑者。
柴田さんと面識があったのかについては、こう供述している。

「知らない」

亡くなった柴田さんには、頭以外にも傷があったことがわかり、執拗に殴られた可能性があり、警察は、2人の間に何らかのトラブルがあったとみて調べを進めている。

(「イット!」6月19日放送分より)