高円宮妃久子さまは、5月16日、ポーランド大使館で行われた「羽ばたく女性研究者賞」の授賞式に出席されました。

「第2回羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)」授賞式
「第2回羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)」授賞式
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この賞は、日本の若手女性研究者の活躍を後押しするため、女性初のノーベル賞受賞者、ポーランド出身のキュリー夫人にちなみ、ポーランド大使館と科学技術振興機構が2021年合同で創設したものです。

久子さまは英語で「キュリー夫人だけでなく、日本の若手女性研究者をたたえるために、賞の冒頭には日本語の『羽ばたく』、世界に飛び立っていくという意味の言葉がつけられています」と述べられました。

最優秀賞はハーバード大博士研究員の市川早紀さん

今年の最優秀賞には、化学的な手法を用いて、たんぱく質修飾がもたらすさまざまな生命現象を原子レベルで解明し、がんや神経変形疾患をはじめとするヒト疾患に対する新しい治療戦略を生み出す基礎を築くことを目標に研究している、ハーバード大学の博士研究員・市川早紀さんが選ばれました。

最優秀賞を受賞したハーバード大学 市川早紀 博士研究員
最優秀賞を受賞したハーバード大学 市川早紀 博士研究員

また奨励賞は、鉄の腐食現象を研究している物質・材料研究機構 構造材料研究センター研究員・門脇万里子さんと感染免疫学を専門に研究しているイェール大学の博士研究員・森山美優さんが受賞。

今回の受賞者(左から市川さん、門脇さん、森山さん、佐々本さん)
今回の受賞者(左から市川さん、門脇さん、森山さん、佐々本さん)

特別賞には、婦人科疾患の研究医でハーバード大学の助教授・佐々本尚子さんが選ばれました。

最優秀賞の市川さんにトロフィーを手渡された久子さま
最優秀賞の市川さんにトロフィーを手渡された久子さま

最優秀賞の市川さんにトロフィーを手渡し、拍手でたたえられた久子さま。日本の女性研究者の国際的な活躍を願っていらっしゃいました。

(「皇室ご一家」6月18日放送)