小学5年生だった当時、同級生からいじめを受けたと男性が訴えていた問題で、12日、神戸市で当時の担任や教頭などと対面した。

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左側の席に小学校の当時の担任や教頭など、右側の席に元児童の男性と、その父親が座っている。”いじめ”をめぐり主張が食い違う両者が、18年の時を超え、対面した。

当時いじめられた男性(28):
なんで不適切な対応をしたんですかという理由を聞いている。理由を答えてください。

男性が、当時の担任に怒りをぶつける。

当時、いじめで破られたノート
当時、いじめで破られたノート

男性は小学5年生の時、同級生たちから暴行を受けた他、約50万円を脅し取られるなどのいじめを受けたという。

当時いじめられた男性(28):
これは普通のこと?異常なこと?

当時の担任:
普通じゃない。

当時いじめられた男性(28):
いじめと思わなかったわけですよね?判断ができなかったんですよね?当時は。

当時の担任:
そうですね。

小学校を管轄する神戸市の教育委員会は、これまで「いじめがあったかどうか判断できない」と主張。しかし、第三者委員会は5月、いじめを認定した。

報告書では、「いじめを認めていた学校の見解を、教育委員会が変えさせたとみられる」と指摘。

男性の父親は、教育委員会が“隠ぺい”を指示したのではないかと問いただした。

市教委がいじめの隠ぺい指示か

これに対し、当時の教頭は…。

男性の父親:
誰の指示で変えたんですか?

当時の教頭:
誰かに言われたという認識はないです。 

3時間以上話し合われた異例の面会は、いじめられた男性側が納得しないまま終了した。

(「イット!」6月15日放送より)