日本赤十字社の名誉総裁を務める皇后さまは、5月18日、東京・渋谷区で行われた「全国赤十字大会」に臨まれました。

大会には、名誉副総裁の秋篠宮妃紀子さま、常陸宮妃華子さま、寬仁親王妃信子さま、高円宮妃久子さまも出席されました。

式典では、赤十字活動に貢献した個人と団体が表彰され、皇后さまは受章者の代表13人に自ら賞状などを手渡されました。
活動報告に熱心に耳を傾けられる

このあと、日本赤十字社の職員・矢田 結さんが戦争が続くウクライナで仮設の診療所を開設するなど避難民の支援活動について報告。皇后さまは熱心に耳を傾け、大きな拍手を送られました。

また、千葉県立四街道高校の松本有紗さんは、コロナ禍における非接触のボランティア活動として、生徒に呼びかけ・集めた食品を社会福祉協議会に寄贈したことなどを報告し、皇后さまは何度もうなずきながら聞いていらっしゃいました。
発表者や上白石萌音さんと交流
お帰りの際、発表者と交流された皇后さま。
矢田さんには「ウクライナの人道危機が早く終結するといいですね」と話し、松本さんには「素晴らしい活動をされているので、大学生になっても赤十字社の活動に貢献してくださる事を期待しています」と言葉をかけられました。

また皇后さまは、今年度の広報キャンペーンのアンバサダーを務める女優の上白石萌音さんとも言葉を交わされました。
これまでの出演作品をご覧になったことを伝え、メキシコ育ちの上白石さんに「スペイン語はまだ話されるんですか?」などと質問されたといいます。

上白石さんは、「直接お話するまでは、本当に緊張していたんですが、近くにいらして目を見た瞬間に心がほどけるのが分かりました。とても穏やかで気品に満ちていらしてとても幸せな時間でした」と話しました。
ゆっくり一人一人と交流された皇后さま、その活動を労っていらっしゃいました。
(「皇室ご一家」6月4日放送)