防犯カメラに向かって、「鉄の棒」のような物を投げつける男性。うずくまり、カメラをにらむような姿も映し出されています。
さらに、別の人物が立派な大根を１本まるごと持ち出す姿や、持参した袋いっぱいに野菜を詰め、持ち出す人の姿も。
これは5月、埼玉県熊谷市の荒川河川敷にある家庭菜園に設置された、防犯カメラの映像です。
私有地で家庭菜園を行っているにもかかわらず、国有地で違法に野菜などを栽培するいわゆる“ヤミ畑”と勘違いをした人などによる、迷惑行為が多発しているといいます。
この場所で野菜などを育てている女性は…。
被害を訴える女性：
そこまでどうしてするのかなって、何が気にくわなくてそういうことをするのかなっていうのが知りたいですね。
ゴミをまく 物を投げつける…やまない“迷惑行為”
2022年11月に撮影された写真には、菜園に大量のゴミが散乱している様子が映っています。
被害を訴える女性：
５回以上はあった。中身がいつも決まっていて、大量のティッシュペーパーと食べた後のフルーツのクズ。バナナの皮とか。
こうした事態を受けて、女性は警察に相談。
アドバイスを受け、私有地である旨の看板を立て、防犯カメラを設置しました。
その後、ゴミが散乱することはなくなったものの、防犯カメラの設置に怒ったのか、「鉄の棒」のようなものを、カメラに投げつける人まで現れたのです。
取材中にも、敷地内に勝手に入って行く男性の姿が…、「めざまし8」の取材班が声をかけます。
ディレクター：ここは私有地なので、勝手に入るのはダメだと思うのですが？
男性：はい？ 今までそんなことなかったんですよね。
ディレクター：私有地なので、猫にエサをあげるにしても、ちゃんとお話をされたほうが。
男性：猫だからね…。
男性は、敷地内に猫の居場所を作り、ほぼ毎日、世話をしていたようです。
家庭菜園を行っている女性が「猫がかわいい気持ちもわかりますし、追い立てるようなことはしたくないので、一度ルールを決めましょう」と男性に提案し、今後は、男性との間にルールを決め、その範囲で猫の世話を行っていくことになりました。
被害を訴える女性：
こうやって河川敷には私有地があって、畑をやっている人が結構いるということを知っていただけたらいいなと思うんですけど。何か誤解があるのかなって、もしそうだとしたら「ちゃんと私有地なんです」って。私有地で畑をしているっていうのを、分かってもらいたいです。
(めざまし8 6月2日放送)
