キリンビバレッジは、もっと多くの人に「免疫ケア」を届けるため、製造ラインの増強と、アドバイザー制度の導入に踏み切った。

キリンビバレッジ湘南工場
キリンビバレッジ湘南工場
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キリングループの清涼飲料で最大の製造数量を誇るキリンビバレッジの湘南工場。

新たに導入された製造ライン
新たに導入された製造ライン

ここに5月、新たな製造ラインが初めて導入された。

麻生小百合記者:
100mlのペットボトルが、1分間に800本もできるということです。

膨大な数のペットボトルが、大きなコンベアの上を流れていく。

この新しいラインで製造していたのは、キリンが独自開発した“プラズマ乳酸菌”が入った飲料「おいしい免疫ケア」。6月27日から、カロリーをカットしたものも投入する。

キリンの独自素材のプラズマ乳酸菌を使った飲料は、1月から4月で、すでに2022年の同じ時期と比べて販売数量43%アップと好調に推移している。

そこで、これまで委託製造していた100mlのペットボトルの自社製造ラインを、約100億円かけて設置。

自社で製造ラインを持つことで、これまでの約3600万ケースから約4000万ケースと、製造能力が1.1倍に増強された。

キリンビバレッジ・吉村透留代表取締役社長:
ここだけで1万8000本分くらいある。
お客さまのご要望や市場のニーズに応じて、柔軟に製造の体制を組み替えることができる。

社内資格制度「免疫ケアアドバイザー」

製造ラインの増強に加えて力を入れているのが、「免疫ケアアドバイザー」の社内資格制度。

社内資格の「免疫ケアアドバイザー」制度は、免疫の正しい知識からプラズマ乳酸菌の機能の仕組み、商品に関連する法令など専門知識を幅広く学ぶことができる。

キリンビバレッジ・吉村透留代表取締役社長:
我々が、いかに分かりやすく良さや大切さを語れるかということに尽きるかと思う。
それを実現するためにも、アドバイザー制度を設けて、“ちゃんとした資格で語れるようになる”ということで、一人一人が自信を持ってもらえる。

この日は、キリンホールディングスの社員のほか、グループの小岩井乳業の社員も参加した。

2023年中に、50人程度の資格保有者を養成したいという。

キリンビバレッジ 吉村透留代表取締役社長:
この制度がいずれ、お客さま、お取引先さまにお話をする時に役に立つと良いなと思っています。

プラズマ乳酸菌事業では、2027年にはグループ全体で500億円を目指す考え。

堤 礼実 キャスター:
体調を崩したときにどうするかではなく、崩さないためにできること、免疫力を上げることはとても大切ですよね。

会社が戦略として免疫のプロを育成することによって、企業、そして、働く人、利用する人、それぞれにメリットがある試みだなと思います。

(「Live News α」6月1日放送分より)