新型コロナウイルスとそれに伴う経済危機が世界を襲い、マレーシアで暮らすGACKTも自粛生活を送っている。

6月18日放送の『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)では、GACKTが行っている不動産ビジネスの現状や苦しい状況に立たされる音楽業界への本音を明かした。

自粛後に“いかにスキルアップ”できるか

このステイホームの期間中、自身のYouTubeチャンネルで動画ビジネスをするなど、GACKTはさらなる進化を遂げていた。

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英語、中国語、フランス語、韓国語、日本語と5ヵ国語を操るマルチリンガルのGACKTはその特技を生かし、発音の仕方などプロ顔負けの「英語塾」を開講。

ゲストでゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんは、GACKTのファン歴20年以上。「(YouTubeが)開設されてからの会員数の登録の上昇率がハンパない!昔からやっていて50万人とかではなく、伸び率がすごい」とその人気ぶりに驚いていた。

マレーシアからリモートで参加したGACKTは、「この前は(L'Arc-en-Cielの)HYDEから連絡があって。『YouTube見てるよ』って言われて、『今まで分からなかった発音が分かるようになって、俺はめちゃくちゃ嬉しかったんだよね』って言われたけど、直接教えるよって話です」と明かした。

さらに、GACKTがトレーニングを教える「ガクザップ」という動画も配信。タイトルには“女子でもできる”とうたっているが、その内容はなかなかのスパルタ指導。

また、日本から豪華ゲストを招きオンライン飲み会を有料で生配信もしている。

YOSHIKI、ROLAND、HYDEなど華やかな交友関係を持つGACKTだが、自身と同い年であることに共感してモノマネ芸人のアントキの猪木を招くなど、独特なキャスティングも話題になっている。

7月4日のGACKTの誕生日には豪華ゲストを招き、日本一豪華なリモートバースデーパーティーを開催するという。

こうしたさまざまな動画ビジネスを始めた理由について、GACKTは「今回の自粛中に“みんなができることを提供しよう”と決めて、いかに“スキルアップした自分でスタートできるか”がポイントになると考えた」と明かし、先を見据えたGACKTの考えに番組MCの坂上忍は「ここ2~3ヵ月はみんな暇だった。その間に何ができるんだろう、何をしたらいいんだろうと考えている人、やっている人との差が出てくる」と共感していた。

オンラインサロンもスタート

1年前、番組で富裕層向けの不動産ビジネスの全貌を明かしてくれたGACKT。

マレーシアで5年前にビジネスパートナーと不動産会社を設立。世界の富裕層を相手に高級物件を販売していた。

新型コロナウイルス感染拡大による経済危機という新たな壁に直面した今、GACKTの会社はどうなっているのか。

ビジネスパートナーである池田諭さんは「コロナの影響で国に入れないので、いわゆる物件を実際に目で見て内覧するということは全くできない状態。2月くらいからゼロです。新規で買っている方はいないですね」と明かした。

マレーシア全土のロックダウンで物件の内見さえままならず、2月からの4ヵ月間は売り上げがゼロ。

しかし、そんな中でGACKTたちは新たなビジネスをスタート。

それは海外移住者や海外移住希望者を対象としたオンラインサロン。世界中の人が新型コロナウイルスという共通の課題を抱える中、国境を越えた人と人とのつながりをつくろうと、今年5月に立ち上げたという。

その目的をGACKTは「日本の不動産は秘匿性が強くオープンになっていない。海外の不動産は誰でも価値が分かる。なので海外でこれから何かビジネスをやっていくという方たちに対して、タイミングを見てサロンで共有していく流れをつくろうと思っています」と明かした。

メイプル超合金のカズレーザーは、自身が開催しているオンラインサロンについて「ただクイズが好きな人が集まって、クイズをやるだけです。全然人気がない。芸能界のオンラインサロンの中で一番人気ないんじゃないですか。ほとんど黒字にもなっていない」と話した。

直前のライブ延期…GACKTが訴える音楽業界への思い

続いてGACKTは、新型コロナウイルスの影響で記念すべき全国ツアーの千秋楽が直前になって延期が決まったことについて、その舞台裏を明かした。

ソロデビュー20周年を記念した全国ツアーの初日は大阪からスタート。しかし、2月末に福岡で予定していた千秋楽の延期が決まる。

GACKTは「なんとかライブが出来る方法がないか、最後の最後まで皆で話し合いましたが、福岡でのライブを延期にする判断をしました。ツアー千秋楽がこんな形になってしまったことは残念でなりません。近い日に戻ることを約束します」とファンへメッセージを送った。

どんな思いでライブ延期を決断したのだろうか。GAKCTは「スタッフもホテルも全部押さえていました。ちょうどその頃、政府は『やめろ』とは言わず、最初に言ったのが『やってもいいけど、責任はそっちで取ってくれ』。でも1週間で流れがどんどん変わり、政府から自粛の要請が入ったのがライブ2日前。もちろんやろうと思えばできましたが、ボクらのように前に立つ人間が足並みを揃えないと国全体に広がっていくので」と苦渋の決断をした背景を明かした。

ツアー再開のめどはまだ立ってなく、GACKTはツアーに来られなかったファンに向けて、せめてもの思いを込めて、すでに収録していたライブ映像をDVDで届けるという。

代替公演については「今、最短でくみ上げているのは年末。あと、来年の頭。振り替え公演と追加で何本かやろうという話をしています」と話した。

同じようにライブが延期になったゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんは「僕らもツアーを予定していたんですけど、今年はあきらめて来年にごっそり延期に。中止よりは損害額が少ないですが、延期にしたところでお金はかかりますし、来年もできない、中止になったらさらに…」と先の見えない状況への不安を吐露した。

しかしGACKTは、千秋楽が延期になったため仕事がなくなったと嘆くだけでなく、苦楽を共にしたダンサーたちを独自の方法でサポートしているという。

「何とかやっています。彼らの自粛期間中は、『ボクが映像を撮るから、お前らは編集を覚えろ。映像を編集することでお金を払う』と。このタイミングでダンサーがダンスをできるのは当たり前。でもそれ以外のことでスキルを身に付けて食べていけることも準備しろって言ってやらせています」

GACKTの動画ビジネスは仕事を失ったダンサーたちによって支えられているのだ。

音楽業界の現状にGACKTは「正直、ボクら表現する側はアイデアを死に物狂いで出して、何とかやっていくことはできると思うんです。ただ、ボクらだけの問題じゃない。関連会社全体の問題なんです。照明、音響、大道具、小道具、小屋(ライブハウス)を持っている方々、エンターテインメントに関わるほとんどの人たちが大打撃を食らっている。潰れているライブハウスも多いですし、2ヵ月耐えられないライブハウスもいっぱいあるんです。それでも愛情をもって頑張ろうと踏みとどまってくれている。

ボクが望むことは、他の業界が苦しいことも分かっていますが、他の業界と同じようにエンターテインメントを、関連会社に対して政府はサポートしてほしい。エンターテインメントは人の心を支えているので、これを支える人たちがいなくなったら、もっと国が荒むことになると思うんです。ボクら(表現する側)はなんとかなります。でも、関連会社は何ともならないんです。ご一考していただきたい」と訴えた。

(「直撃!シンソウ坂上」毎週木曜 夜9:00~9:54)

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