バリ島で暮らし始めて13年。先日、「プロ野球復帰宣言」をした元プロ野球選手の新庄剛志さんが日本へ帰国した。

9月10日放送の「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ系)で、新庄さんと現代ホスト界の帝王・ローランドが初対面。番組MCの坂上忍も加わり、恋愛観やビジネス、生き方について異次元トークを繰り広げた。さらに、美容にこだわる新庄さんをローランドがおもてなしをした。

「自分より歯が白い人を初めて見ました」

初めて顔を合わせた2人。新庄さんは「バリ島でローランドくんと対談したらめっちゃ面白いんじゃないかという話を聞いて、(ローランドを)知りました」と明かす。

以前にも番組に登場したローランドは、朝起きてからの生活を公開した「モーニングルーティン」が再生回数600万回を超える人気ぶりを発揮。実業家としての顔も持ち合わせ、脱毛サロンやアパレルなど複数の事業を展開し、このたび新たに美容室「パリスローランド表参道」をオープンさせた。

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自身の誕生日である7月27日に“誕生日プレゼント”としてオープンさせたというこの美容院。コロナ禍でのオープンを坂上が心配すると、「何とかやっていけるぐらい」は売り上げているという。

また、「パリスローランド」という店名については、「シンプルな店内はパリをイメージしていて、ブティックのような感覚で来て欲しい」と明かし、坂上が「趣味がいいんです」と感動していると、新庄さんが「ホストに興味があるんです」と目を輝かせる。

すると、ローランドは「自分より歯が白い人を初めて見ました」と笑い、歯のインプラントの話で盛り上がる場面も。

「若返るには我慢も必要」

坂上と新庄さんはヘッドスパを体験しながら、ローランドと対談。最新の超音波アイロンと自社のオリジナルのトリートメント液を使って髪質を改善させ、ヘッドスパでは、専用の温かいアロマクリームを使い、頭のツボをもみほぐしていく。

新庄さんのイメージについてローランドは「真面目な話をすると、僕もスポーツをやっていたので、アスリートとして“魅せる”ということをすごくステキだと思っています。ただ、GACKTさんとか、新庄さんとか取り上げて、たまに番組に呼んで頂けて、『シンソウ坂上』の好きなカテゴリーがだんだん分かってきました」と笑った。

ヘッドスパが始まると新庄さんは坂上に「頭をマッサージすると目もパッチリ開くんです」と明かし、自身の整形と“美”へのこだわりについて話し出す。

「1回目(の整形)は歩いていたときに思いつきで。45歳を超えたら肌がたるんでくるから上げないといけない。俺、頬に80本くらい糸が入っています。多少は痛いけど、若返るにはそれは我慢してください」

すると、始球式をする機会があるというローランドが、現役時代にハーレーで登場したり、ド派手なパフォーマンスで球場を沸かせてきた新庄に“盛り上げ方”を相談。

野球の経験はほぼゼロというローランドに新庄は「ボールよりパフォーマンスを考えた方がいい。ローランドもハーレー似合うんじゃない。ヘリもいいよね。降りられないけど」と盛り上がる2人に対して、坂上はあまりの気持ちよさに寝てしまう。

今回、坂上を新庄さんが体験したのは、髪質改善超音波トリートメントにヘッドスパなどを合わせた2万2000円のコース。特別室で行う最上級のローランドプランは5万5000円だという。

新庄&ローランドの恋愛観は?

続いて話は、「ローランド語」へ。

「俺か、俺以外か」など“ローランド語録”と呼ばれる女性の心をくすぐるあまい名言の数々が話題になったが、人気が高まるにつれ、ローランドにはある不満があるという。

新庄さんも「名言って考えて出るものじゃないよね」とフォローすると、ローランドもうなずき、「そうなんです。だから、テレビの収録で言うのも…ですが、名言を言わせてこようとする人もいて。自販機じゃねぇんだよって」と明かす。

さらに、2人の恋愛観についても。新庄さんは2007年に離婚し、ローランドと共に現在は独身。

ローランドは「女性のタイプ」について問われるとこう語った。

「女性に求めることは本当になくて。例えば、バラがあったときに何か面白いことをやってくれって思わないじゃないですか。いてくれるだけでいい。女の子は僕にとってそういう存在で、料理をしてほしいとか、優しい女の子がいいとか、条件を挙げる男は二流だなって思っちゃう。一流だったら、女の子はいてくれるだけでいい。あとは全部、俺がやってあげるからって思うのがいい男だと思っている。女の子に求めちゃダメ。僕はもう世界中の女の子を幸せにしたいと思っている」

ローランド流の恋愛観を聞いた坂上は、思わず「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝罪。

「特定の誰かというか、彼女も1回もつくったことない」というローランドは、「あの月があんなキレイなのは誰のものでもないからだと思っている」と独特の考えを明かし、「『何であなたは彼女をつくらないの?』とか、『恋愛しないの?』と聞かれたら、僕は『空を見てみろ』と『月があんなにキレイなのは誰のものでもないからだ』と答えるんです」と語った。

さらに、ローランドは「やっぱりオーラは隠そうと思っても隠せなかったりしますよね。オーラ出すのは当然すぎて、そろそろオーロラ出そうかなって思って」と、立て続けに“ローランド語録”が飛び出した。

新庄が考える新ビジネス

新庄さんはプロ野球復帰の先に、新ビジネスのアイデアがあるという。

将来はプロ野球を目指す若者や夢を追い続ける人たちの背中を押す仕事をしたいという新庄さんは、「フリーダムミュージックを作って売れていない歌手を集めたい。あと、フリーダムベースボールを作ってプロを目指す人を集めて球団がそこに取りに来る、買いに来る」といったプランを語った。

そのため、新庄さんはすでに活動しているといい、プロ野球復帰へかける思いをテーマに自ら作詞し、若手の歌手をプロデュースしている。

信条 FREEDOM 自分の信条
%1の可能性があれば
大丈夫だって さぁ!!お前の道へ
(「%1」より)

その歌詞が新庄さんらしく、「信条」と「新庄」をかけ、ポジティブな楽曲になっていた。

そんな新庄さんだが、唯一の不安はバリ島に残してきた愛犬のラナ。今後、一緒に暮らすために一度バリ島へ戻り、日本へ連れてこようとしているという。

そこで坂上に「犬の病院や何かあったときの対処法を教えてください」と相談。「多分、駒沢あたりに住むと思うから」と今後住む予定の場所まで明かし、ローランドも思わず「言って大丈夫なんですか?」とツッコむ。

「大丈夫!もう隠すことないから」と平然とする新庄さんに、「ピンポンダッシュとかされたらどうするんですか?」とローランドが聞くと、「全然大丈夫!『おう!』って(ドアを開ける)。めんどくさくないもん。『(一緒に)写真、撮ろうか。でももう家に来ないでね』って言ったら来ないですよ。隠そうとするから来るんです」と答えた。

最後に坂上がローランドに「実際に会ってみてどう?」と聞くと、「良い意味でまんまでした。エンターテイナーって2パターンあると思っていて、内心からそういう人と演じている人がいる。(演じている人は)オフは普通の方ってたまにいらっしゃるんですけど、(新庄さんは)入ってきたときから『ちげーな』って、素でやっているんだなって。」と明かす。

「近いやつがいた!」

ローランドは7月に新型コロナウイルスの影響で経営していたホストクラブを閉店。夢を追い続ける新庄さんの姿に、自身の思いを打ち明けた。

「アラフィフの夢になりたい、目標になりたいとおっしゃっていて、何かそういう感性は僕も経営者として共感しました。店を閉めたのは意地で、空家賃払ってでも自分の好きな業界にしがみついて、いつかやろうと思っている人がいると思ったら、ちょっと希望になれるのかなと。だから、全然ジャンルは違いますが、思うところは一緒なのかな」

こう語るローランドに、新庄さんも「間違いない!落ち込んで解決するんだったら落ち込んでてもいいけど」と背中を押す。

さらに、ローランドは「前向きじゃなかったら人生なんて(楽しくない)。例えば、目的地にカーナビをセットしてバックで目的地に行けるかと…行けねぇだろって」と明かすと、新庄さんが「近いやつがいた!」と、自分と似た考えを持つ存在を見つけ、目を輝かせた。

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(「直撃!シンソウ坂上」毎週木曜 夜9:00~9:54)

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