北朝鮮は、31日朝に発射した軍事偵察衛星が、事故により朝鮮半島西側の黄海に墜落したと発表した。
北朝鮮の朝鮮中央通信によると、北朝鮮は31日午前6時27分、軍事偵察衛星「万里鏡‐1号」を搭載した新型の衛星運搬ロケット「千里馬‐1型」を発射した。
打ち上げられた運搬ロケットは、正常に1段階分離した後、エンジンに異常をきたして推進力を失い黄海に墜落したという。
北朝鮮当局は新型ロケットに使用された燃料に事故の原因があるとして、具体的な原因解明に着手するとしている。
さらに、できるだけ早い時期に2回目の打ち上げを行うと明らかにした。
今回の通告期間は6月11日までで、「早い時期」というのがこの通告期間を指すのかは不明。
ただ、過去の事例をみると2012年4月に人工衛星の発射に失敗し、その後、改良型の人工衛星が発射されたのは8カ月後の12月だった。