さまざまな行政サービスが、効率化などを目指しデジタル化している。スマートフォンを使いこなしてそれらのサービスを活用してもらおうと、山形・尾花沢市で出張スマホ教室が開かれている。
県内では初めての実施となる“出張教室”
5月29日から5日間、尾花沢市で開かれているのは、専用の車両の中で行う「出張スマホ教室」だ。

携帯電話サービスなどを提供する通信会社・ソフトバンクが、全国の自治体と協力して行っていて、県内では初めての実施となる。

ねらいはスマートフォンを使いこなしてもらうことで、デジタル化が進む行政サービスの活用につながる。
初日の29日は、「分からないことが分からない」と話す60代と70代の姉妹・三宅さんと川辺さんが参加した。

早速、ナビ機能の使い方を教えてもらうことになり、ホーム画面から「マップ」と書かれたアイコンを押し、行きたい場所の名前を入力すると…。
三宅裕子さん(60代):
出てきた、ここに。すごい

教わり始めてから約7分、行きたい場所までの経路を表示できるようになり、45分間で3つの操作をマスターした。

三宅裕子さん(60代):
ナビを使えるようになった。これからそれを使ってレストランに行きたい

川辺邦子さん(70代):
子どもに聞いてもなかなか教えてくれないので、面倒くさがって。良い機会だった
まずは「スマホ」を知って、使って、身近に

尾花沢市社会教育課・斉藤信一さん:
スマートフォンを使っての行政サービスが進んでいるので、スマホを持っていない方もまずは知っていただき、使っていただいて、より身近なものに感じてもらいたくて今回の教室を開催した

専用の車両は、5月30日から6月2日まで市内の4つの公民館を回り、それぞれで1日4回教室を開催する。参加には予約が必要で、それぞれの公民館に問い合わせてほしいという。
(さくらんぼテレビ)