幸せを運ぶお守りとして大切にされているフィンランドの伝統的な装飾品「ヒンメリ」。このヒンメリに魅了され、アトリエを構えた女性がいる。さまざまなお祝いの贈り物としても喜ばれているヒンメリの魅力とは?
ある瞬間、立体が生まれる
立体的な幾何学模様が織りなす「ヒンメリ」。
空気の流れをまとって優しくゆれる様子は、見ているだけで心が安らぐ。
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成井富左子リポーター:
都城市乙房町にやってきました。ヒンメリのアトリエ「ヒンメリ そらの音」におじゃまします
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8年前にヒンメリと出会った徳留ひと美さん。今ではアトリエを構えるまでになり、全国から注文を受けている。
成井富左子リポーター:
ヒンメリのどんなところに魅かれたのですか?
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「ヒンメリ そらの音」徳留ひと美さん:
わずかな空気の流れに反応してゆったり回るヒンメリは、眺めているだけで癒やされます。ヒンメリは、わらに糸を通してつないで作っていきますが、平面からある瞬間、立体が生まれるんです。その驚きと面白さに引き込まれ、興味を持ちました
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「ヒンメリ そらの音」徳留ひと美さん:
当時は習える場所がなかったので、本を取り寄せて基本を習得し、次第に独学で探究するようになりました。ヒンメリは、フィンランドの伝統装飾ですが、日本のしめ縄と同じように「心のよりどころ」となる存在で、幸運のお守りとされています。
自分で材料のわらを育てるまでに
成井富左子リポーター:
色が違うものもありますね
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「ヒンメリ そらの音」徳留ひと美さん:
日本ではライ麦のわらが手に入りにくいこともあり、身近なストローで作ることが多いです。繊細なわらは慣れないと裂けやすかったりするので、最初は丈夫で色も豊富なストローでいろいろな形に挑戦されることをおすすめします
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ライ麦は今が収穫期。フレッシュグリーンから黄金色になり、時間とともに変化していくのも魅力のひとつ。
![黄金色←フレッシュグリーン](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/2/3/700mw/img_235dead439d4a18eb7006b7622178562454856.jpg)
ヒンメリのとりこになった徳留さんは、宮崎市の農園でライ麦を種から育て収穫、自分で材料を作るまでになった。
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「ヒンメリ そらの音」徳留ひと美さん:
外皮をむいたライ麦の美しさに感動しました。それで、美しいわらを求めて、農園の協力をいただきながらライ麦を作るところから始めました。丁寧に刈り取ったわらで、オーダーしてくださった方のヒンメリに託したい思いを一つ一つ表現していくことが私の喜びとなっています
幻想的な影もヒンメリの魅力
アトリエでは個別のレッスンもあり、いろんな形のヒンメリに挑戦することができる。
![「幸せを運ぶ馬」と言われる「ダーナラホース」](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/3/5/700mw/img_35ad05576e9c6992ad6dbb5cf4c4c753317849.jpg)
「ヒンメリ そらの音」徳留ひと美さん:
北欧の「幸せを運ぶ馬」と言われる「ダーナラホース」を作ってみましょう!
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真ん中のわらを上に上げ、上下左右、交互にはめ込んでいくように編んでいくと、30分ほどで完成!
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成井富左子リポーター:
自分で作ると、いとおしいですね!1人では絶対無理なんですけど、こうやって教えていただきながら作ると完成することができますね
![かわいらしいうさぎの置物にも進化](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/f/2/700mw/img_f2134a341e5b81e3842ec9db29f2d816461516.jpg)
ヒンメリは作る人の感性でさまざまなインテリアに進化していく。
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「ヒンメリ そらの音」徳留ひと美さん:
お日様や照明の光によって映し出される幻想的な影もヒンメリの魅力のひとつです。託したい思いを形にしていくヒンメリは、家族の健康や幸せを願って、また、さまざまなお祝いの贈り物として喜ばれています。ぜひ皆さんも、ヒンメリの魅力に触れてみてください
(テレビ宮崎)