23日、イギリス・ロンドンで行われた石油大手・シェルの株主総会が、環境活動家の乱入により、一時中断する事態となった。

株主総会の会場は、突然の事態に混乱していた。

環境活動家:
シェル社を閉鎖!

揉み合っていたのは、環境活動家と警備員たちだ。

警備員が、壇上に上がろうと次々と突っ込む活動家を阻止している。

23日、イギリス・ロンドンで行われた石油大手シェルの株主総会は、活動家の乱入で一時中断せざるを得なくなった。
過激な行動で注目集める環境活動家
これまでも、一部の環境活動家たちは、過激な行動で注目を集めてきた。

2022年、イギリス・ロンドンでは、ゴッホの名画「ひまわり」にトマトスープがかけられた。

21日、イタリアでは世界的な観光名所、トレビの泉を黒く染めた。

ドイツでは、道路に座り込み…。

自らの手を接着剤で固定。

警察がドリルを使い、道路を削って路面ごと移動させる事態に。

今回は、石油大手のシェルが狙われた。
シェル社の空前の利益に対する反発
その理由は何だったのだろうか。

イギリスでは、日本と同じく、光熱費の高騰などで国民が苦しんでいる。

一方で、シェルは2022年の決算で空前の利益を上げていたのだ。

そのため、国民からの風当たりが強く、二酸化炭素の削減などでも十分な対策をとっていない、などの批判も出ていた。
(「イット!」5月24日放送より)