今話題の「Chat GPT」、熊本県でも熊本市の大西市長が市の業務での実証実験を行うと5月23日に発表するなど、市民サービスの向上につながるか検証を始める。

翻訳や文書の要約…業務効率化目指す

「Chat GPT」はOpen AI社が開発した人工知能による対話型サービスで、今後の可能性に期待が高まっているツールだ。

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熊本市では6月から8月末までの3カ月間、市の業務の中で実証実験を実施し、検証することにした。

大西一史熊本市長:
例えばあいさつ文、いろいろなものを各部署で作っているが、そういうものを作ったり、計画の素案(たたき台)作成、文書の要約、多言語の翻訳。どういう形で業務効率化につながるか、市民サービス向上につながるか、幅広い業務で検証したい

実証実験は、デジタル戦略課や国際課などのほか、希望する職員も募り、合わせて約100人で行う。

Chat GPT「把握しておりません」

一方、23日の会見で「Chat GPT」を使ってみたと話す、大西熊本市長だが…

大西一史熊本市長:
ちなみに私も使ってみた。「大西一史はどういう政治家か」という問いを立ててみた。「大西一史は私の知識の及んでいる範囲では特定できませんでした。熊本市長である可能性がありますが、2021年9月以降の情報については把握しておりません」と。把握しろよ!

と会見会場を笑わす場面もあった。

大西熊本市長は今回行う実証実験でリスク評価などを行ったうえで、9月末までにガイドラインを作成する方針を示した。

(テレビ熊本)

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