アメリカのバイデン大統領はウクライナが求めているアメリカ製F-16戦闘機についてヨーロッパ同盟国による供与を容認する方針を示しました。
欧米のメディアが報じました。
複数の欧米のメディアによりますと、バイデン大統領はG7広島サミットで、F-16戦闘機の同盟国からのウクライナへの供与と訓練の支援を、容認したとしています。
これまでバイデン大統領は、アメリカが製造するF-16戦闘機の供与はロシア側の強い反発も予想されることから慎重な姿勢を示していましたが、方針を変えた形です。

一方で、供与が決まったとしても訓練などには数カ月かかるとみられ、ウクライナが近く予定しているとする反転攻勢には間に合わない可能性が高いとしています。
ウクライナのゼレンスキー大統領は自らのSNSに「歴史的な決定を歓迎する」と投稿し、G7サミットで供与の具体的な話し合いを行うことに意欲を示しました。