北海道が誇る大自然、2023年も私たちを楽しませてくれそうだ。 
国内外から観光客が訪れる北海道・上川の占冠村の星野リゾートトマムで5月11日から「雲海テラス」の営業が始まった。初日も早速、「雲海」が現れたようだ。

足元に日高山脈を覆う雲海を望む

北海道の真ん中。上川の占冠村。

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標高1000mを超えるこの場所は、日の出と共に姿を変える。

古沢 哲也 記者:
午前4時半です。日高山脈を覆う巨大な雲海が現れました。キレイですね

足元に海のように広がる雲。 
この「雲海」を見ることができるスポットとして全国的に注目を集める、星野リゾートトマムの「雲海テラス」が、5月11日から営業を始めた。

星野リゾート・トマム 渡辺 巌 総支配人:
いつ出るか分からないわくわく感、トマムならではの大自然を楽しむことができます

幻想的な「天使のはしご」も

天気や気圧など気象条件がそろった時に見ることができる雲海。

雲海のあとに現れた「天使のはしご」

この占冠村は気象条件が悪く、「雲海」を見られたのは、早朝のわずかな時間だけだったが、代わりに観光客を楽しませたのが「天使のはしご」。

徳島県からの観光客:
来てよかったです。毎日通いたいです

地上ではなかなか見ることができない気象現象を楽しんでもらうため、星野リゾートトマムでは毎年、期間限定で「雲海テラス」をオープンしている。

古沢 哲也 記者:
雲の形をしたこちらのクラウドプールでは、寝ころびながら雲海を楽しむことができます。雲の中で寝ている気分です

午前5時の気温はマイナス3℃。

時折雪もちらつき、まだまだ寒い「雲海テラス」だが、2022年の期間中、平均46%の確率で「雲海」に遭遇できた。

6つのスポットで雲海を楽しめる

テラスでは、空中にせり出したデッキのほか、巨大なハンモックのような展望スポットや船の舳先のような展望スポットなど、6つのユニークな場所から雲海や天使のはしごを楽しむことができる。

観光客:
少し寒いけど、山頂で気持ちよく過ごせる朝はいいです

千葉県からの観光客:
着いたら絶景なのでよかったです

千葉県からの観光客:
雲のラインもきれいで感動しました

ダイナミックな自然現象を楽しんだ後は、テラスに併設された「雲カフェ」で一休み。 

ソフトクリームやパフェ、コーヒーなど、「雲」にちなんだスイーツを楽しめる。
雲を存分に楽しめる「雲海テラス」の2023年の営業は10月16日まで。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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