千葉・佐倉市の水路に設置された、オレンジ色のワナ。

この記事の画像(14枚)

かかっていたのは、この獲物だ。

現場リポート:
かなり大きいサイズのカミツキガメが、ワナの中に入っています。

特定外来生物「カミツキガメ」をワナで捕獲

特定外来生物に指定されているカミツキガメ。

その名の通りかむ力が強く、指などをかまれると大ケガをする恐れもある危険な生き物だ。

千葉県は17日、そのカミツキガメが日本一多く生息しているとされる印旛沼周辺で、捕獲作戦を実施した。

特定外来種のカミツキガメを捕獲するということで…
特定外来種のカミツキガメを捕獲するということで…
用水路にワナが仕掛けられている
用水路にワナが仕掛けられている

現場リポート:
特定外来種のカミツキガメを捕獲するということで、用水路にこういったワナが仕掛けられています。

2日前に仕掛けたワナを、ひとつひとつ引き上げる県の職員。すると、いきなり…。

県職員:
カミツキガメは入っていました。

1つ目のワナに、カミツキガメ。

1つ目のワナに、さっそくカミツキガメが…
1つ目のワナに、さっそくカミツキガメが…

ワナの中には、もう1匹カメが入っていたが…。

県職員:
これはクサガメ。

違う種類のカメだったため、そのまま放された。

その後も2つのワナからカミツキガメが見つかり、15カ所のワナからオス2匹とメス1匹の計3匹が捕獲された。

見かけたら地元の自治体や警察に連絡を

県の担当者は、17日の捕獲結果を受けて、このような見解を示した。

千葉県生物多様性センター・小野知樹室長:
昨年同時期に行った捕獲では、あわせて6頭が捕まりました。今回3頭なので、野外にいるカミツキガメの数そのものが減っていることを表しているのかもしれません。

カミツキガメが減っているとの見方。

印旛沼近くに住む人も…。

近所の人:
今年は1回だけ見ました。去年よりだいぶ少ない印象がありますね。去年は今の時期5~6匹は見ていた。

千葉県は、カミツキガメを見かけた際は自分で捕まえるなどせず、地元の自治体や警察に連絡してほしいとしている。

(「イット!」5月17日放送より)