自民党の菅義偉前首相は13日、福島県郡山市で開かれた会合で、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出について、「福島の復興のために避けて通れない課題だ。私が首相の時に海洋放出を現実的と判断した」と述べた。海洋放出の方針は、菅政権時代に決定した。
政府は、処理水の海洋放出の時期について、今年春から夏頃としている。
一方、韓国内には海洋放出に対する懸念が根強くあり、日韓両政府は12日、韓国の専門家が今月23日から4日間の日程で日本を視察に訪れることで合意した。
菅氏は、「科学的な根拠に基づく情報発信や国際社会の説明など、政府全体で責任を持って取り組んでいくことが極めて重要だ」と強調した。
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