2023年5月8日の夜遅く、福岡市博多区で警察から逃走していた軽乗用車が海に転落する事故があった。
パトカーの追跡を受けていた車
取材班が独自に入手した映像に映っていたのは、福岡市博多区の通称・べイサイド通りをサイレントを鳴らしながら走るパトカー。
この記事の画像(7枚)追跡しているのは青色の軽乗用車だ。
追跡劇のきっかけは、映像が撮影された数分前のこと。8日午後11時45分ごろ、福岡市博多区の交差点付近で巡回中のパトカーが、ふらつきながら走る軽乗用車を発見。停車を求めたが、車は警察の指示を無視してベイサイド通りを直進。
しかし、目の前の信号が赤信号になると停車した。一瞬、逃げるのを諦めたのように見えたが、またも車は走りだす。その後、パトカーの追跡を受けながら博多港に侵入した。
一連の様子を目撃した人は「普通のスピードで博多港に走っていった。あの中に入ったら行き止まりなので、止められるかなとは思いましたけど…」と語る。
まさか…岸壁から海に転落
約850メートルに及ぶ逃走劇が終わるかと思いきや、博多港でとんでもない事態に。
永松野々花記者:
博多港のフェリー乗り場に進んだ車は、そのまま海へ転落したということです
なんと、車が岸壁から海に転落してしまったのだ。
永松野々花記者:
午前2時です。現在、消防と警察による転落した車の捜索活動が続けられています
軽乗用車には男女3人が乗っていたが、3人とも自力で車から脱出。いずれも命に別条はなかった。
その後、警察は、車を運転していた福岡・嘉麻市の山本暁容疑者(50)と、同乗していた川上崇司容疑者(40)、橋口かおり容疑者(43)を9日までに覚醒剤を使用した疑いで逮捕した。調べに対し山本容疑者は「使用しました」と容疑を認めている。
(テレビ西日本)