5月8日から新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に引き下げられたことを受け、9日の衆議院本会議は、約3年ぶりに議員全員が出席して開かれた。
衆議院ではこれまで、本会議への出席人数の制限や飛沫防止用のアクリル板を演壇に設置するなどの感染症対策を行ってきた。
9日の本会議はアクリル板は撤去され、全議員が出席する形で開かれた。
またこれに先立ち、自民党では本会議前に定例開催していた代議士会をこちらも約3年ぶりに再開した。
自民党の茂木幹事長は「特に一期生の皆さんにとっては、こういった一堂に会する代議士会で初めての機会・経験ということになると思う。国会の本来の姿をぜひ感じ取っていただければ」と若手議員に語りかけた。
また立憲民主党も対面での代議士会を再開し、安住国対委員長は「コロナ禍の発症者も増え出している状況なので注意しながらやっていく」と述べ、党所属の議員へ感染症対策に留意しながらの議員活動を引き続き求めた。