午後2時42分ごろに石川県珠洲市(すずし)で震度6強の揺れを観測した地震。

ヘリリポート(石川・珠洲市上空・午後4時半ごろ):
現在、消防の方による救出作業なのか、作業が行なわれています。


激しい揺れが襲った石川県珠洲市では揺れがおさまった後も、街路樹が激しく波打っていた。

珠洲市内では複数の家屋が倒壊
午後4時半ごろに撮影された市内の住宅街の様子。

1階部分が2階に押しつぶされたとみられる家屋。
「(家の中に)一人いるみたいということで、救急車呼んだみたいなんですけど」

そして、別の家屋では室内のたんすが倒れている様子が確認できる。


珠洲市では5日のきょう午後2時42分ごろに起きた地震で震度6強の揺れを観測。市内にある保養施設では厨房に食器などが散乱していた。

また「須須神社」では、鳥居が倒れいくつも割れた状態で倒れていた。
珠洲市内では建物倒壊の情報も入っていて、頭から血を流している人が病院に搬送されているという。

祭りの取材中に地震 大きな揺れ
震度4を観測した石川・七尾市ではFNNのカメラが祭りのにぎわいを取材していた際に、地震が発生した。

撮影者:
揺れてる?揺れてる。揺れてる。かなり揺れてます。20~30秒ほどでしょうか、ずっと揺れていました。

川の水は大きく波打ち、親子は道路の真ん中でしゃがみこんでいた。

そして、多くの人がスマホで地震の情報を確認していた。

地震発生直後、北陸新幹線の車内ではこのようなアナウンスが流れた。
「ただいま地震が発生いたしまして停車中です。発車までしばらくお待ちください」
多くの人がいた「ショッピングモール」では身を守る様子も

ゴールデンウィークの真っ只中、金沢や能登など、多くの有名観光地がある石川県には多くの観光客がいた。
隣の富山県では地震発生時、高岡市内のショッピングモールに多くの人が詰めかけていた。

混乱の中、誘導に従い頭を下げて身を守ろうとする様子が見られた。

奥能登消防によると、17時現在、管内で家屋3棟が倒壊し、5人に人的被害が発生。そのうち一人が心肺停止だという。
北陸電力、関西電力の原発に異常なし

マグニチュード6.3を観測した今回の地震。この地震による津波の被害はなく、北陸電力の「志賀原発」、関西電力の「美浜原発」「大飯原発」「高浜原発」にそれぞれ異常はないという。
(「イット!」5月5日放送 午後5時現在)