公明党の山口代表は2日、都内で演説し、LGBTなど性的少数者に対する理解を増進するための法案を巡って、「国会の議論すら否定するような消極的な姿勢は、国民の理解を得られない」と述べた。
山口代表は2日、LGBTなど性的少数者への理解を増進するための法案を念頭に、「LGBTなどについて、何も法制度を持っていないのはG7で、日本だけという状況だ」と指摘した。
その上で、「いきなり差別を禁止するという声も強い中で、まずは、理解を増進した上で、どういう制度を作るべきか。こうしたマイルドな歩みをしていこうとする国会の議論すら否定するような消極的な姿勢は、国民に理解を得られないのではないか」と強調した。
「LGBT」の理解増進をはかるための法案を巡っては、自民党内の一部で法案の文言への反発が根強く、法案成立の目処が立っていない。