生んで間もない赤ちゃんを殺害し、駅のコインロッカーに放置したとして、逮捕された母親の二審の初公判が4月27日に開かれた。

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殺人と死体遺棄の罪に問われている、小関彩乃被告(23)。

事件があったのは2022年5月。小関被告は生んで間もない赤ちゃんを殺害し、JR千歳駅のコインロッカーに放置したとされている。

2月に、一審の札幌地方裁判所が言い渡したのは、懲役5年の実刑判決。

この判決を受け、小関被告は控訴した。

4月27日、二審の初公判が開かれた。弁護側は「出産を迎えたことで怖くなり、明確な動機がないまま突発的に犯行に及んでいるため、一審の判決は重すぎる」などと主張した。

弁護側は、保護観察付きの執行猶予判決を求めた。

赤ちゃんから責められる夢を…

裁判の中で小関被告は、今の思いをこう話している。

小関彩乃被告:
毎日寝る前に手を合わせていて、後悔の気持ちを日記につづっている。赤ちゃんから「苦しめ」と責められる夢を見る。一方、その赤ちゃんが大きくなって一緒に遊園地に行く夢も見る。

これに対し、検察側は「理由がなく控訴は棄却されるべき」と主張している。

判決は5月23日に言い渡される。

(「イット!」 4月28日放送より)

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