京都府南丹市・園部町本町にある商店街に“謎の封筒”が連日届き、話題になっています。

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「ちょっと不思議なことが…こういう封筒が入ってきたんだけど」鮮魚店を営む男性が、そう言いながら見せてくれたのは、差出人不明の2通の“茶封筒”。

1通目は4月7日に、2通目は4月11日に届いたといいます。
中にはそれぞれ、600円分の切手と1000円分の切手、合わせて1600円分が入っていました。

鮮魚店の男性は、「気持ちが全然わからないんで、使うにも使いにくいというか」と困惑の表情を浮かべます。

商店街の中で、茶封筒が届いた店は、他にも。

謎の封筒が届いた割烹店
謎の封筒が届いた割烹店

封筒が届いた割烹店:
最初に届いて、もう1回届いて。2回に分けて。(中身は)切手。1000円と100円、まだある。なんやろ、気持ち悪いなという。

開けていなかった2通目を開けてもらう
開けていなかった2通目を開けてもらう

不気味に思い、開けていなかった2通目があるということで、その場で開けてもらうと、中には500円切手が2枚と、「peak」と書かれた切れ端が入っていました。

「山頂」「頂点」「最大」などを表す言葉「peak」。一体、どのような意味で書かれているのでしょうか。

謎の封筒に入っていた「peak」と書かれた紙 どんな意味があるというのか?
謎の封筒に入っていた「peak」と書かれた紙 どんな意味があるというのか?

“切手”だけにとどまらず“現金”も…防犯カメラに人影

封筒が届いた人の中には、切手ではなく“現金”が入っていたという人も。

現金が入った封筒が投函されていた牛乳店:
屋号だけ書いた宛名に現金2000円が入っていました。(封筒の)裏面に、小さく「peak」っていう単語が書いてありました。

この封筒が届いたのは、4月4日。自宅兼店舗の郵便受けに投函されていました。
封筒の裏面を見ると、ここにも「peak」の文字が。

さらに、翌週の11日、今度は1000円札が1枚入った封筒が投函されていたといいます。この2通には消印はなく、直接郵便受けに投函したものとみられます。

投函された時の様子を、防犯カメラが捉えていました。

右手に大きなバッグ、左手には茶封筒を持った人物
右手に大きなバッグ、左手には茶封筒を持った人物

カメラに映るのは、白い軍手のような物をした人物。右手には大きなバッグ、左手には茶封筒が握られています。

茶封筒を郵便受けに投函する
茶封筒を郵便受けに投函する

郵便受けに近付くと、ふたを開け、茶封筒を投函。その後、ふたを丁寧に閉め、すぐに立ち去りました。

何事もなかったかのようにすぐに立ち去った
何事もなかったかのようにすぐに立ち去った

牛乳店の男性は、この人物に心当たりはないと話します。

現金が入った封筒が投函されていた牛乳店:
全く意図が分からないので、使わしていただくことももちろんないですし、とにかく警察に届けようかなと。

投函した人物に心当たりはなく、2通とも交番に拾得物として届け出たといいます。

「めざまし8」が調べると、封筒が届いたのは、園部町の商店街を中心としたエリア。

商店や飲食店など7軒に11通で、いずれも、切手や現金。封筒には消印があるものと、ないものがあります。

商店街のエリアに届いた“謎の封筒”
商店街のエリアに届いた“謎の封筒”

いったい、差出人は、どのような意図で、茶封筒を送ったのでしょうか?

現金が入った封筒が投函されていた牛乳店:
共通点はこのエリア。(商店街の)この並びだけ。ちょっと廃れていく商店街に寄付してくれたんじゃないかっていう他から意見は聞くんだけど、何も分からないというのが正直なところ。どうすることもできないし、真意が知りたい。

拾得物として受け取った警察によると、適用できる法律がない為、本格的な捜査はしていないということですが、解明に向けて動いているということです。

(めざまし8 4月28日放送)