本来は地中に埋められることの多いタイムカプセルが、海上風車に運び込まれる様子を密着取材した。

海に立って海風を受けて回る巨大な風車たちは、秋田・能代市の洋上風力発電だ。

そこに“意外なもの”が初めて運び込まれるというので密着取材をすることに…。

その“意外な物”というのは、白い箱だった。

この箱は、タイムカプセル。中には、地元の小学生が将来の自分に宛てた手紙などが入っている。タイムカプセルは、クレーンで慎重に船の上へと運ばれた。

目指すは2kmほど離れた風車。

記者:
出航から20分、いま風車の目の前に到着しました。ものすごい迫力です。高さは150mに相当するということです。

地面に埋めることの多いタイムカプセル。
「風車1本1本に愛着を持ってほしい」
そのタイムカプセルが、ここでは空を飛ぶ。

そして海面から高さ約25m。風車の支柱の中で開封の時を待つのだ。

丸紅洋上風力開発 能代運転管理事務所 菅井幸来所長:
能代にある小学校7校、風車1本に1校ずつ割り当てて…。
「あそこの風車が僕たちの風車だよ」と、風車一本一本に愛着を持ってもらえたら。

タイムカプセルは、子どもたちが二十歳を迎える、8年後に開封される。
(「イット!」4月27日放送より)