東京消防庁が、“たばこの不始末”による火災の危険性を訴え、最低限の喫煙マナーを守るよう呼びかけた。

この記事の画像(12枚)

東京消防庁が公開した映像には、コンビニ前の道端でたばこを吸う男性が映っている。男性の足元には段ボールなど、ごみが置かれている。

男性が一服し終わり、その場から立ち去った2分半後…。

(東京消防庁)
(東京消防庁)

男性の足元にあった段ボールから、白い煙が出始めた。

異変に気づき、立ち止まる通行人たち(東京消防庁)
異変に気づき、立ち止まる通行人たち(東京消防庁)

みるみるうちに濃くなっていく煙。異変に気付いた人たちが立ち止まる中…。

たばこの火で燃え出した段ボール(東京消防庁)
たばこの火で燃え出した段ボール(東京消防庁)

段ボールが燃え出した。

(東京消防庁)
(東京消防庁)

真っ赤な炎は、あっという間に大きくなっていった。

(東京消防庁)
(東京消防庁)

これは3月に東京都内で起きた、たばこによる火事だ。

火災571件の15%”たばこ”原因

どうやって火を消したのだろうか。

(東京消防庁)
(東京消防庁)

映像には、バケツに入った水を掛ける人や、持っていたペットボトルの水を掛ける人が映っている。

(東京消防庁)
(東京消防庁)

火は2分ほどで消し止められた。

2022年に東京消防庁管内で起きた火災は571件。このうち約15%を占めるのが、たばこによる火災だ。

東京消防庁は、“吸い殻は水につけるなどして、完全に消えたことを確認して捨てる”や、“指定された場所だけで吸う”など、当たり前のマナーを守るよう、改めて呼びかけている。

(「イット!」4月27日放送より)