東京湾に突如クラゲが大量発生。専門家に原因を聞いた。
水温の上昇が東京湾に集まった原因か
海の中をふわふわと漂う大量の白い物体。

これは、クラゲだ。

4月27日2時ごろ、SNSに投稿された画像。
撮影場所は東京湾だと言う。

イット!取材班も現場へ向かった。
中央区立晴海臨海公園付近の東京湾では、近くで見るとクラゲが泳いでいた。

白っぽいクラゲの中には、赤いクラゲも混じっていた。

カメラを近づけて見ると、ふわふわと泳ぐクラゲのスイミングが見られた。

東京湾岸エリアに突如現れたクラゲに、近くに住む人も驚いていた。

近くに住む人:
今日(27日)の朝、通ったらすごかった。最近すごいですよクラゲ。今日すごく多い

この大量発生。専門家は、いくつかの原因が考えられるという。

黒潮生物研究所・戸篠 祥主任研究員:
おそらくミズクラゲというクラゲ。冬から春にかけてクラゲの赤ちゃんが生まれる。今年は水温がいつもと違って、生まれる時期が早くて、湾にたくさん出てきたか

通常は、夏に大きくなるクラゲが、水温による影響で早く成長してしまったという見方だ。
さらに…

黒潮生物研究所・戸篠 祥主任研究員:
風や波によって1カ所に吹き寄せられることがある

水中を漂うクラゲが、風や波の影響でたまたま東京湾の奥に集まってきたという可能性もあるということだ。
(「イット!」4月27日放送より)