雑貨や家電など人気ブランドの公式通販。今、そうしたブランドの偽サイトが横行している。

見分けがつかない偽サイトで被害相次ぐ

一見、ビーズソファーでおなじみ「ヨギボー」の公式サイトに見えるが、実は、本物は左のサイトで、右は偽物。

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街で本物と偽物を見比べてもった。

20代:
え、どっちかが偽物ってこと?こっち(右)が本物?

30代:
こっち(左)が偽物ですか?ロゴも一緒ですよね。だまされて買っちゃうと思う

左のサイトが本物だが、多くの人は見分けがつかないようだ。

他にも、家電ブランドの「アラジン」で本物そっくりの偽通販サイトが。

さらには、インテリア雑貨の「フランフラン」や会員制スーパー「コストコ」でも、公式を装った偽サイトが存在し、消費者庁が注意を呼びかけた。

「商品を注文したのに届かない」
「自分の頼んだ商品でないものが入っていた」

こうした相談は、ここ1年ほどで約1500件寄せられているという。

確認ポイントは「極端に価格が安いサイト」

本物と偽物、私たちはどのようにして見分ければよいのだろうか。

1つの手がかりが割引率。

街の人に偽サイトの画像を見てもらうと、あることに気がついた。

20代:
安すぎる。88%と82%…食いつきそうだけど怪しいなって

20代:
安すぎる。割引されすぎている。ここまで安くなったんだって思ったら、差に驚いて買わない

偽ヨギボーの中には、88%オフの商品があった。

偽アラジンも、軒並み70%台から80%の割引率と、偽サイトは販売価格が極端に安いことが特徴の一つと言えそうだ。

そして、こうした偽サイトにInstagramなどSNS上にある広告から誘導されるケースが多いという。

街で話を聞いてみると、「一回失敗して買っちゃいました。届いたんですけど全然質感が違った」と話す人がいた。

消費者庁は、通販サイトを利用する際は、「公式販売サイトのURLか」「連絡先の電話番号が表示されているか」などについても確認するよう呼びかけている。


(「イット!」4月27日放送より)