電動キックボードなど新しいタイプの乗り物を街で見かけることが多くなった。広島市の市民球場跡地にこの春できた、ひろしまゲートパーク内で、自由に乗れる一人乗り電動モビリティが話題になっている。実際に乗ってみた。

公園内を誰でも利用できる電動三輪モビリティ

加藤雅也アナウンサー:
ひろしまゲートパークです。このあたりは、広島市民球場の跡地の名残を色濃く残しています。ベンチは球場の客席をそのまま利用しています。

加藤雅也アナウンサー
加藤雅也アナウンサー
この記事の画像(18枚)

さて、私が今乗っているこの乗り物は「C+walkT(シー・ウォーク・ティー)」という小型のモビリティ、電動の三輪車です。簡単な操作で誰でも楽しめることが出来て、現在このゲートパークで、誰でも体験することができます。

今ちょうど少し上り坂に差しかかってきましたが、スムーズにスイスイと登っていきます。

操作も非常に簡単ですし、今、私の設定ではマックスで時速4キロ程度ということで、速度的にもあまり怖さはないといったところでしょうか。

広島トヨペットの河江さんにお話を伺います。

「C+walkT」、1年ほど前にウサギの島として知られる竹原市の大久野島での実証実験にお邪魔したんですが、今回のこの公園での体験は、どういったところが変わってるんでしょうか?

広島トヨペット・河江直輝さん:
大久野島で安全性が検証できましたので、さらに楽しい要素ということで、観光ガイド機能を持たせています。いろんな見どころを音声で案内するような機能になりますので、皆さんに楽しんでいただけると思います

観光ガイドが音声で流れる
観光ガイドが音声で流れる

5月には公道走行用モデルも 制限速度を設定で変えられる

加藤アナウンサー:
まさにこの大久野島での実証実験で安全性を確かめた上でということなのですね。ここから河江さんと2人でドライブ、お散歩していきます。実際に、今回は公園の中での体験。そして、来月5月には公道が走れるようになるんですか?

河江さん:
そうですね。法律が4月に変わりまして、その法律に適応したモデルが5月に発売されることになっています

加藤アナウンサー:
公道を走るようになりますと、より多くの方の目にもとまると思います。制限速度が設定によって変えられますけれども、今、これで時速4キロぐらいですか?

河江さん:
そうですね。4キロになります

加藤アナウンサー:
人間のやや早歩き程度くらいの感覚です。

加藤アナウンサー:
さて「C+walkT」が公道に出るとなると、サイズ感が気になりますが、ちょっと降りてみますと、大体これ高さでいうと120cmくらいですか?

河江さん:
そうです。まさに120cmになります

加藤アナウンサー:
なので、ちょっと小さめのサイズの高さと、幅ですけれども、人間の大体歩幅くらい。

加藤アナウンサー:
そして、私達が乗る部分がこれも大体人間1人分の幅くらいということで、改めてコンパクトですね。

河江さん:
そうですね。1人乗りなので非常にスリムに作られています

加藤アナウンサー:
非常に場所を取らないといいますか、公道を走るときはあまり邪魔にならないような感じがします。公道を走ることになりますと、このモビリティという言葉、近年本当に急速に聞くようになりましたが、この先の未来をどう見ていますか?

河江さん:
移動の自由をどんどん提供できるように、いろんな取り組みをしていきたいと思っています

加藤アナウンサー:
このモビリティで未来も変わっていくかもしれません。

このようなシェア型の電動モビリティが普及すれば、歩くにはちょっと距離があるところに行く場合などは便利になりそうだ。

(テレビ新広島)

テレビ新広島
テレビ新広島

広島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。