デジタルで発行される通貨、いわゆる「デジタル円」について、財務省が有識者会議を立ち上げ、実現の可能性を議論していくことになった。
「デジタル円」をめぐっては、日本銀行が去年4月から発行や送金、外部システムとの連携など技術的な検証を行っている。
財務省は、「デジタル円」について日銀の検証結果も踏まえ、現金や電子マネーとの関係や利用者情報の取り扱い、犯罪の防止など、制度設計に向けて検討の必要なことを整理しながら、有識者会議で実現の可能性について議論する。
第1回の会議は21日に開かれ、年内をめどに意見をとりまとめたいとしている。