国内の多くの工場で製品の検査不正が相次いで判明していた三菱電機は、去年10月に調査委員会の最終報告書を公表し、国内の生産拠点で197件の不正行為があったと発表していた。
その後、調査対象を子会社まで拡大したところ、兵庫県と岡山県にある5社で合わせて12件の不正が新たに確認された。
製品の試験が一部実施されないなどの試験内容の変更や、契約とは異なる材料の使用などの事案が確認されているが、いずれも安全性に問題はなく、法令などには違反してないとしている。
三菱電機は「一連の品質不適切事案により、多大なるご心配とご迷惑をお掛けしましたことをあらためて心よりお詫び申し上げます」とコメントしている。