NASA=アメリカ航空宇宙局は、将来、人類が火星で生活することを想定した実験を始める。
テキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センターで11日、実験施設が公開された。
施設は3Dプリンターで作られ、6月から実際に、4人が閉ざされた空間で1年間の共同生活を始める。
船外活動を想定したエリアには、壁に火星の写真が貼られ、地面には赤い砂が敷き詰められている。
また施設内には、バーチャルリアリティーのゴーグルを身につけて、火星を歩く体験ができる施設などが備わっている。
NASAの担当者は「この実験では、火星での活動を完全に再現します」と話す。
今後、実験に参加したメンバーは、実際に火星に行く候補者になる可能性もあるという。
火星との通信には、片道で22分間の通信の遅れがでるが、連絡が取りずらい状況も再現されるということだ。
(「Live News days」4月12日放送より)
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