布の上に糸で絵を描く「タフティング」。体験の様子がSNS映えすると、若者たちを中心に人気を集めている。
2021年頃に日本に上陸…ワークショップ体験が“映える”と
名古屋市北区の生花店「TAIYO FLOWER」。

その一角で、若い女性が布に銃のようなものを向けていた。

オーナー:
毛糸をバーッと打ち込んでいって、ラグマットを完成させるものです
木枠に張った布に専用の機械で糸を打ち込み、ラグマットなどを作る「タフティング」だ。

昔からある織物の技法だが、カラフルな毛糸でオリジナルのラグマットを製作でき、しかも体験の様子がSNS映えすると、アメリカ西海岸を中心に流行している。
日本には2年ほど前に上陸し、ワークショップでの体験が若者を中心に人気となっている。この店舗は、花や植物に囲まれて体験できるため「より映える」と話題になっている。

20代女性A:
インスタグラムとかで見ていて、こんなの自分で作れるんだって知らなかったので、やってみたいと思って来ました
2人の若者が体験に訪れていた。

デザインは簡単。木枠に張られた専用の布に、プロジェクターで下絵を投影し、なぞるだけ。

その下絵に沿って「タフティングガン」と呼ばれる専用の機械で、糸を打ち込んでいく。打ち込む角度やリズムが出来栄えに影響するとあって、2人とも真剣だ。

最初はおぼつかない様子でガンを握っていたが、徐々にコツがつかめてきた様子。約2時間かけ、色とりどりの具材がのった「ピザ」に、白い花のラグマットが完成した。
20代女性B:
結構難しかったんですけど、こっち側から見てみると意外にできているなと思って

名古屋でも体験できる場所が増えてきているという、タフティング。オーナーは、「子供から高齢者まで、一緒に和やかな雰囲気でラグマットを作って、思い出を残してほしい」と話している。
(東海テレビ)