新年度に入り、新たに日常的に車を運転している人も多いだろう。4月7日、山形・寒河江市で新入社員を対象にした安全運転講習会が開かれた。
「運転は不安。怖い部分も…」
寒河江西村山地区安全運転管理者協議会は、毎年この時期、加盟する事業所の新入社員を対象に安全運転講習会を開いている。

7日は、2つの会場で計22の事業所から83人が参加した。

寒河江西村山地区 安全運転管理者協議会・角田裕一会長:
皆さんに、事故を起こして自分の人生を台なしにしてほしくない、それだけ
この春、朝日町役場に採用された安藤梨華さんと田中友崇さんは、自分の運転に不安を抱えていた。

朝日町役場の新採職員・安藤梨華さん:
運転を始めて1カ月だけど、まだ不安でいっぱい。周りを確認し忘れることが時々ある

朝日町役場の新採職員・田中友崇さん:
大学時代に免許を取って、あまり運転する機会がなかったので、ペーパードライバー。怖い部分がある
毎日の通勤はもちろん、これからは日常の業務でもハンドルを握る姿を町民から見られる立場になる。
教官:
(踏切で)窓を開けて

朝日町役場の新採職員・田中友崇さん:
あ、そうでした…。ありましたね

少し忘れていることや、確認が足りないところがあったが、田中さんも安藤さんも運転に問題はなく、今後に向け安心していた。

朝日町役場の新採職員・安藤梨華さん:
今回の講習で、自分の運転に足りないところを再発見することができて、いい機会になった。しっかり確認することを忘れず、安全運転を心がけていきたい

朝日町役場の新採職員・田中友崇さん:
自分では一時停止でちゃんと止まったつもりだったが、教官からは「もう少し深く止まるように」と指導された。自分のためにも町民のためにも、よりいっそう、安全運転を心がけていきたい

事故を起こさないように、もらわないように。主催した協議会は、初心者はもちろん、運転に慣れている人もあらためて安全運転を意識してほしいと呼びかけている。
(さくらんぼテレビ)