衆議院の憲法審査会について「毎週開催はサルがやることだ」と発言した立憲民主党の小西参院議員に対し、参議院の中曽根憲法審査会長が「極めて失礼だ」と苦言を呈した。
参議院の憲法審査会で中曽根憲法審査会長は4月5日、小西参院議員が3月に、衆議院の憲法審査会について「毎週開催はサルがやることだ。何も考えてない人たち、蛮族の行為、野蛮だ」と述べたことについて触れ、「衆議院憲法審査会の委員に対し、極めて失礼である。各院の審議の独立性を侵しかねない、重大な発言であると思っております。当審査会におきましても看過できない発言である」と苦言を呈した
また、れいわ新選組の山本太郎代表は、小西氏の発言について「サルに対して失礼であり、すべてのサルに対する、真摯な謝罪を求めたい」と強調した。

こうした中、小西氏は憲法審査会終了後、報道陣に対して「参議院らしい良い議論だったと思います」と述べるにとどめた。
この日の憲法審査会では、小西氏が野党筆頭理事の役職を辞任することが認められ、後任として立憲民主党の杉尾参院議員が就任することも決まった。
(フジテレビ政治部)