ある列車を舞台に、成長する娘とそれを見守る父親の12年間の姿を描いた一本の動画が、今、話題となっています。
「東京、遠いな」25人が演じる父と娘の12年間
父親役を演じるのは、オダギリジョーさん。小学生の娘とのあるシーンから、物語は始まります。


父:
よし、降りようか。
娘:
遠い~
父:(娘の襟を直しながら)
あっという間だよ。
動画のタイトルは「父と娘の風景」。相鉄線の車内を舞台に小学生から高校卒業までの娘の成長をとともに変化する親子の12年を148秒で描いた動画です。
ある時期から、娘はオシャレが気になったり…

またある時期は、父に反抗的になってしまったり…



そしてとうとう高校卒業。
かつて、東京が「遠い」と言っていた小学生の娘が、父親の元から東京へ進学し巣立っていきます。
父:
東京、遠いな…。

娘:
えっ?あっという間だよ。

父:
そうだよな。

18歳になった娘を演じるのは、櫻坂46・山﨑天さん。
神奈川県内を走る相鉄線が、東急線に乗り入れたことを記念して作られたものですが、「見る度に目頭が熱くなってしまう」という人が続出しています。
ワンカットで作り上げた感動動画
成長と共に変化する“親子の関係”を148秒間で描くこの動画には、驚きの秘密が隠されていました。

実は、成長する娘役を25人、それを見守る父親役を25人が演じ、全てをワンカットで撮影していたのです。

撮影には200人以上のスタッフが参加し、リアルな列車の揺れや影の動きを再現。
「1人目の父親」を演じたオダギリさんは、「1人目」を演じた後すぐに走り…10秒間の“速攻メイク”で、12年後の父親に変身。山崎さんとのシーンを演じました。
新生活が始まったこの時期だからこそ、この動画は人の心をつかんで離さないのかもしれません。
(めざまし8 4月4日放送より)