重い心臓病を抱えた1歳の佐藤葵ちゃんとその母親が、海外での心臓移植手術のため、先ほど、アメリカに向け出国した。

佐藤葵ちゃん(1歳4カ月)は、心臓から血液を送りだすことが出来ない重症心不全と診断され、心臓移植手術しか助かる道がないと告げられていた。

アメリカでの移植に向けて2022年11月から始めた募金は、1カ月で、渡航や手術に必要な5億3000万円の寄付が集められた。

葵ちゃんは先ほど、母親と共に羽田空港を出発した。

佐藤葵ちゃんの母・清香さんは「いよいよ行けるという気持ちと、フライト長かったり、向こうに行ってから検査とか移植リストに載るための時間もかかるのでそこに不安もありますが、まずは踏み出せたことを嬉しく思っています」「希望を失わずに、その日に向かって行ければいいなと思っています」と話した。

葵ちゃんは現地時間30日午後にニューヨークに到着した後、コロンビア大学病院で検査など行いながらドナーを待つ。

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