晴れて春を感じる陽気の日も増えてきた。4月1日に今シーズンのオープンを迎える山形市の野草園で、一足先に「春」を探してきた。
園内には春の訪れを感じる植物が
重松沙恵アナウンサー:
山形市の野草園。きょう(28日)は青空が広がっていて、日差しがとても気持ちいいです。オープンまであと4日あるが、ほとんど雪は解けている状態。春の植物は、例年より10日ほど早く咲き始めています
標高550メートルの西蔵王高原にある山形市野草園。2023年は雪解けが早く、4月1日のオープンに向けて、28日もスタッフが雪囲いを取り外していた。
山形市野草園・吉田浩治園長:
今、ほとんど満開に近い、満開と言っていいフクジュソウのエリア。黄色がとてもきれい
3月上旬に開花したというフクジュソウ。光に敏感で、曇りの日は花が閉じてしまうが、28日は太陽の光を浴びて、大きく花を咲かせていた。
山形市野草園・吉田浩治園長:
野草園の中でも、フクジュソウはいち早く満開になるので、春の訪れをいち早く感じる植物
さらに歩いていくと、面白い形の植物を見つけた。
山形市野草園・吉田浩治園長:
こちらはザゼンソウ。ちょうどこの形が僧侶・お坊さんが座禅をしている形に似ていることから名付けられたと言われている
サトイモ科のザゼンソウは、中の黄色い部分が花の集まりだそう。
同じ場所では、野草園のシンボル・ミズバショウも顔を出し始めていた。
4月中旬になると、ザゼンソウとミズバショウがこの湿地帯一面に広がる、珍しい光景が見られるという。
山形市野草園・吉田浩治園長:
この時期にしか見ることができない野草もたくさんある。4月に野草園開園30周年を迎えるので、様々な企画なども考えている。ぜひ皆さんに野草園の早春の素晴らしさを肌で感じてほしい
山形市野草園は、4月1日午前9時にオープンし、先着100人に記念品として花の苗がプレゼントされる。
(さくらんぼテレビ)