春の産卵期に、各地でホタルイカが大量に打ち上がる現象が相次いでいる。

波に揺られ、ぷかぷかと浮かぶいくつもの赤い姿。

キューキューと音を立て、腕の先を青白く光らせている。

ホタルイカだ。

20日未明、富山県で視聴者が撮影したのは「ホタルイカの身投げ」と呼ばれる現象。

産卵の時期に海岸の近くへ移動したホタルイカが、方向がわからなくなって打ち上げられたのだ。

富山では春の風物詩だが、今年は別の場所でも同じような現象が見られた。

18日、新潟・佐渡市の海岸。

ここでも、大量のホタルイカが打ち上げられているのが見つかった。

地元の人:
昔からイカ釣りをしているが、最近でホタルイカが入るのは珍しい。

大量のホタルイカが打ち上げられた原因は?
珍現象に“様々な説”
富山県の「ほたるいかミュージアム」は、“ホタルイカの身投げ”ではないかと指摘。

一方、地元漁師は「魚の群れに追われたホタルイカが逃げ場を失い、波打ち際まで追い込まれたのではないかと」話している。
(「イット!」3月21日放送より)