北海道でもかなり雪解けが進み、アスファルト路面が出てきたが、運転しにくい、歩きにくい、と感じることはないだろうか? 札幌市で、毎年この時期に現れる「道路の穴」。修復されるのはいつになるのだろうか。

「でこぼこ路面」…歩行者や車もうんざり

安野陽介ディレクター:
横断歩道に大きな穴が開いています。よそ見をしていたら転んでしまいそうです

雪解けとともに現れる“でこぼこ路面”。大小さまざまな穴が、たくさん開いている。

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横断歩道に開いた穴を避けるように歩く人の姿も。

歩行者:
つまずかないように気をつけないと

歩行者だけではない。車の運転もひと苦労だ。

安野陽介ディレクター:
雪が解け走りやすくなった道路ですが、車が穴にはまってガタガタしてしまいました

穴にはまると、タイヤがパンクすることも。走行しにくいだけではなく、事故の危険も増す。
この時期の運転には、プロのドライバーも頭を悩ませている。

タクシー運転手:
客を乗せて“でこぼこ路面”を走行していると、「どこを走っているんだ」というクレームがくる

“でこぼこ路面”が発生する原因は、雪解けと寒暖差にある。
道路のひび割れに入った雪解け水は、夜になると凍る。すると、体積が膨張しひびが広がる。

これを繰り返すことで、アスファルトが弱くなり穴が開いてしまうのだ。

札幌市内では、“でこぼこ路面”の補修工事も進められている。
穴が修復され、通行しやすくなるのはいつになるのだろうか?

国道は北海道開発局、道道・市道は札幌市が管轄しているが、例年は4月末の大型連休のころをメドに補修工事を行う。2023年は雪解けが早かったので、2月中旬から既に工事を始めているという事だ。

このまま予定通り工事が進むと4月中旬には目立った穴はふさがる見通しだという。それまでは辛抱が続きそうだ

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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