3月8日に東京大学の学生が山形・天童市の酒蔵を訪れ、手作業での日本酒造りに挑戦した。

東大生「目からうろこなことが何個も」

日本酒造りに挑戦したのは、東京大学で食品や微生物について学ぶ農学部の3年生9人。

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天童市の出羽桜酒造では、若者に日本酒への理解を深めてもらおうと、毎年学生を受け入れている。学生たちは酒の元となる「酒母」の仕込みを体験した。

80度にもなる蒸しあがったばかりのアツアツの酒米を素手で冷ましたあと、水やこうじ、酵母などが入ったタンクに入れてかき混ぜていく。

東京大学農学部3年・山田健登さん:
目からうろこなことが何個もありました。授業で日本酒を小規模なら作ったことがあったが、実際にやってみると何十kgといったお米を使うことになるので、本当に体全体を使う感じがしてとても大変なんだと改めて感じました

東京大学農学部3年・上條みのりさん:
こういう工程を得て作られたお酒なんだと思って飲んだらおいしさもいっそうなのかなと思う

学生たちは2023年5月の大学祭で日本酒のブースを出店し、仕込んだ日本酒も並べる予定だ。「この体験を生かして日本酒の魅力を広めたい」と意気込んでいた。

(さくらんぼテレビ)

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